■漢方の特徴 |
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西洋医学は、細菌やウイルスによる急性の感染症や外科の手術など、おもに緊急に対処しなくてはならない疾患に効果を示します。
しかし、 時間をかけて進行する慢性疾患や病名がつけにくい諸症状に対しては、はっきりとした治療法が見当らないことがあります。
漢方の治療は、このように西洋医学では治療が困難だったり、判断がつかない症状、西洋医学では、ぴったと当てはまる治療法がないといった疾患や症状に効果を発揮します。 |
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■漢方治療が得意とする症状や疾患 |
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高血圧や動脈硬化、糖尿病など少しずつ慢性化していく成人病。 |
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アトビー性皮膚灸のように体質やストレスといった要因がからむ
アレルギ−疾患。 |
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自覚症状はあっても、検査からは異常がみとめられないさまざまな
症候群。 |
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頭痛、めまい、のぼせなど多数の不定愁訴を訴える更年期障害、
生理痛などの婦人科疾患。 |
■漢方の治療 |
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漢方薬は、西洋薬のように病気にターゲットを絞るのではなく、全身の回復力を高めることによって治療していきます。
体への負担も少なく、子供から大人まで多様な疾患に使うことができます。
最近では、漢方薬の作用を生かし、西洋薬との併用療法も行われています。病気の進行にあわせて薬を使い分けたり、使用する時期をずらすことで、副作用が軽減し、治療効果が上がるケースもあります。 |
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